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新津晃一、吉原直樹編 「グローバル化とアジア社会」(東信堂,2006年)
グローバル化:「人類が地球という空間に共住しているという認識に伴い、
新たな規範を共有化していく過程」
ローカル化:「グローバル規範の受容に際してのローカルな場での対応メカニズム」
1.グローカル化:地域におけるグローバル規範の受容・定着過程
a グローバル規範の無修正的受容過程
b グローバル規範のローカル調整過程
2.ローカル規範の再編成:地域のグローバル化の中で生ずるローカル規範の再構築、
補完、反グローバル規範の形成などの対応過程
a 肯定的ローカル化
(1)ローカル規範の再認識・再構築過程
(2)補完的ローカル規範の形成
b 否定的ローカル化
(3)逃避的ローカル化
(4)対抗的ローカル化
(5)反抗的ローカル化
これらaとb、1と2、(1)から(5)はそれぞれ必ずしも対立するものではなく、
ローカルな適応過程においては、両者が並存したり混在したりしている。<政治の次元> <経済の次元> <社会の次元> <文化の次元>
グローバル化とアジア社会―ポストコロニアルの地平 (シリーズ社会学のアクチュアリティ:批判と創造)
- 作者: 新津晃一,吉原直樹
- 出版社/メーカー: 東信堂
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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